このレビューはネタバレを含みます
始まる前は正直「豪華な再現ドラマ」に留まらない、映画ならではの何かがあることを期待していた。
しかし、少なくともそれは、三年後の桜並木のシーンのようなものではない。あれで凡てが台無しになってしまったとまでは云わないが、私にとっては蛇足だった。
割と好意的な感想が多かったので、どうしても気になったところに言及しましたが、全体としては、なかなか良かったと思います。
◉追記①
観終わって半日経ち、少し心境に変化があったので書き加える。
本気で作った「豪華な再現ドラマ」で何が悪いのか。いや、そもそもそんなことは誰も云っていない。ただ、私の心の中にそういう偏見が巣食っていただけだ。「再現ドラマ」で結構。しかし、これだけの規模と予算のかかる企画なのだから、TVで一度流して「はい、お終い」とは行かないだろう。映画として製作し、上映し、ソフト化し、ゆくゆくは地上波で放送されることもあるかも知れない。それくらい大きく構えて取り組まなくてはならない題材、と云うだけのことだ。
◉追記②
超個人的な感想として、緒形直人と吉岡秀隆と萩原聖人が同じシーンに出てる！と、妙にアガった。集まりそうで意外となかなか集まらないメンツな気がして。
