“Fukushima50”
彼らの存在を知れたことだけでも、この映画を観た価値がある。
2011.3.11 東日本大震災。当時中学生だった私がテレビから眺めていた原発事故が、首都圏を含めた東日本全域を汚染させてしまう可能性があったこと。その最前線で夜通し命懸けの作業にあたっていた人々がいたこと。それらをあまり知らずに生きてきたことが恥ずかしく思えた。
地元が震災・津波の甚大な被害に遭い、家族諸とも被災している。そんな状況の中で、家族と離れ自らの命を懸けて作業に当たっていた彼らはまさしく“プロフェッショナル”だ。
どこまで脚色されているのかはわからないが、当時の民主党菅政権の対応は少なからず問題があったのだろう。本作での政府、東電の対応からも見てとれるが、有事の際に“強いリーダーシップ”が如何に重要なことなのか、再認識させられる。