レモネード

ホテル・ムンバイのレモネードのレビュー・感想・評価

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)
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記録

終始緊張感がある。人がどんどん死んでいくので、結構精神的に疲れる。しかし、他人のために動く人たちに心打たれる。みんなが通常の精神状態でいれない。じゃあどう接するべきか。って考えられて、従業員の方が自分のすべき事はと動いているのがすごい。
このような物語で悲しいのが、犯人側が子供で育つ環境が違えばそうなっていなかったであろうこと。その人自体が悪いわけではなく今回のことで言うと先導者(?)。このようなことが世の中で本当にあるのが何よりも心が痛む。
そして1番怖いことが中心核が捕らえられていないこと。テロはどこにでも起こりうる。日本は治安がいいし、島国だし大丈夫だろう。きっとこの思想が危ないのかな。なに不自由なく暮らしている影には苦しんでいる人たちがいて、それを見ようとしていない私たちも問題があるんだろうな。他人の命を奪うことはすべきことではないけど、ただテロリストは最低だとは言いにくい。