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ホテル・ムンバイのsunflowerのレビュー・感想・評価

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)
4.0
むごい、むごい、むごい。

惨殺シーンが惨いことこの上ない。

容赦ないし、躊躇もない。

けれど、そんな惨いことを、まだほんの子供たちが行っているということが、もしかしたら最も惨いことかもしれない。

信仰と洗脳は表裏一体、なのでしょうか。

信仰心を持つことで何かしら救われる部分などがおそらくあるのでしょうから、外野がとやかく言うつもりはないのですが、信仰心を利用するために存在するような宗教がもしあるならば、そんな宗教は無くなった方がいいと思う。

純粋な信仰心を悪用されてしまい、その結果暴動、時には戦争に加担してしまっただなんて、本末転倒。
何かを見失っているとしか思えない。

人は誰しも心のどこかに自分なりの、生きていく上での信念だったりポリシーだったり善悪の概念というのを持っていると思うんですけど、自分の中でそっと信じていれば、それで良い気がするんですよね。

集団化すると、ろくなことがない。
そんなケースが多いように思います。
世界の暴動、紛争を見ていると。

ホテル・ルワンダにも通じますが、遠い国のどこかの物語としてではなく、繋がっている地球上で実際に怒っている問題として、もっと自分に近しいこと、自分ごととして受け止められる感受性を持ちたいと思いました。
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