《真の神は客か、アッラーか、》
(あらすじ)
インドの大都市ムンバイ。この街のタージマハル・パレス・ホテルは世界的にも格調が高く、街の自慢でもある。この街とホテルにイスラム原理主義者の少年たちがテロを仕掛け大パニックに陥れる。人質になった500人の宿泊客を救おうと従業員たちはあの手この手で脱出を図る。しかし狂気に駆られた少年テロリストの殺戮は激しくなるばかり…実際にムンバイで起きたテロを基に描かれた悲劇の物語。
(感想)
こんなに緊迫した2時間は過去にあっただろうか、、テロリストが次々と客を無差別に発砲する異様な光景に、劇場が騒然として張り詰めた雰囲気が漂っていました。
イスラム教テロリストが皆揃えて口にするは「神は偉大なり」
一方で、ホテル従業員たちが皆揃えて口にするのは「お客様は神」
この2つのセリフがこんなにも重く深く刺さる映画だとは思いもしなかった。
実話を基にしているからこそ実際にその場にいたかのような没入感があり、もし自分が巻き込まれたらどうするだろうと考えながら観てしまいました。
悲劇のホテルだが、彼らの勇姿は未だにタージマハルホテルに残っているだろう。