ホテル・ムンバイのこさのレビュー・感想・評価

インドで実際に起こった同時多発テロを題材としている。

実行犯と被害者側と視点が交互に切り替わり、事件を客観的に描こうとしている。

特に実行犯に有利になるような報道を平気でしてしまうメディアの報道のあり方、プロ意識を持って最後まで宿泊客を逃がそうとするホテルマン、信仰とは何かなど、考えさせられることも多かった。

ただ後半の殺戮シーンにはげんなりしたし（仕方ないのかもしれないが）、警察や軍の動きについても描かれている臨場感があったのだろうなと思った。