YoshiMia

ホテル・ムンバイのYoshiMiaのレビュー・感想・評価

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)
4.0
“祈るな それが全ての元凶だ”

2008年 舞台はインド
五つ星ホテルがテロリストによって占拠された。人質は客と従業員の500人
特殊部隊が入るまでの地獄の3日間を描く。実話。
“デトロイト”を見た時の衝撃に似てる
八方塞がりで、こんな恐怖を味わうくらいならもういっそ
死んだ方が楽なんじゃないか、とまで思わせる。

そんな中でも
“お客様は神様だ”と貫くホテルスタッフに
心揺さぶられました。



ホテルなら各部屋に頑丈な扉とカギが付いてるから
出なければ大丈夫なのでは?
と思うけど そうじゃないのね…

巧みな方法と
留まれない心理状況。
のめり込んで見てしまった


デヴパテルはなんていい役者さん!
ロシア人の金持ちの吐きゼリフ

“お客様の幸せをお祈りします”
“祈るな それが全ての元凶だ”


に衝撃が走った
宗教。日本は無宗教な人がほとんどで
あまりピンとこないけど

中東を筆頭に、他国に行くと
当たり前のように生活に組み込まれている。

毎週末に教会へ行ったり
急にお祈りが始まったり、露出を防ぐもの、
食べてはいけないもの
神を信じ 祈ること。


神の存在を信じることによって
救われることもあるだろうし決していけないことではないんだけど
人に強制するのはまた話が違う。


首謀者がいて彼らはただの駒であって
死んでもなんら世界は良くならない。
ましてや家族にお金なんて入れないだろう。



ホテルムンバイ。
逃げなかった従業員はカッコイイ!
改装して今は営業してるんだけど私は怖くて絶対よぉいかん。
YoshiMia

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