AtushiMachida

ホテル・ムンバイのAtushiMachidaのレビュー・感想・評価

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)
4.1
【乾いた銃声】
パンパン!パパッパパパン!
乾いた銃声がホテルに響き渡ります。

訓練された少年たちが、
冷静にそして容赦なく人々の命を奪っていきます。

まるで自分がその場にいるかのような緊張感です。

ドキドキが止まりませんでした。

死者が174人も出たと言われる、
インド・ムンバイで起きた同時多発テロ。

計り知れない恐怖が伝わってきました。


【自分の命を差しだす覚悟はあるか?】
このテロで多くのホテル授業員が亡くなったそうです。

もし自分だったら・・・
命をかけることが出来るでしょうか?
命を差し出す覚悟を持てるでしょうか?
家族との永遠の別れを覚悟できるでしょうか?

わかりません。
自信もありません。

でも、「そうした勇気を持った人が存在した」
その事実をこの映画は教えてくれます。

【本当に悪い奴は姿を見せない】
どの世界も「本当に悪い奴」は姿を見せません。

これは「仁義なき戦い」を見ても思いましたが、
どの国でも、どの世界でも
若者が鉄砲玉として使われます。
洗脳され捨て駒として捨てられます。

テロは絶対に許されないことです。

しかし、彼らに「異教徒は殺しても構わない」
「天国に行ける。」「これは聖戦だ」と教えたのは誰でしょう?

その人達は姿を見せません。

本当に悪い奴はどこにいるのでしょう?
AtushiMachida

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