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ばるぼらのlpのレビュー・感想・評価

ばるぼら(2019年製作の映画)
3.5
2019年の東京国際映画祭で見逃していた『ばるぼら』が、約1年の時を経て劇場公開されたので、早速鑑賞することに!

撮影監督がクリストファー・ドイルと聞いた時点で、強烈な世界観が展開される事は予想していたけれど、やはり非常に尖った世界観でグイグイ惹き付けられた。人によっては生理的に受け付け難い世界観ではあるので、昨年のTIFFでは稲垣吾郎効果で観客賞の筆頭候補かと思われていた今作が、観客賞を逃したことにも頷ける。

ストーリーの方はインテリぶった人気小説家が、「ばるぼら」と名乗る女と出会う。「ばるぼら」の存在が創作意欲を駆り立て、主人公が芸術家へと昇華していく一方で、社会的には堕ちていく・・・という基本的な展開は嫌いじゃない。
ただ、予想を越えるサプライズがもう一捻り欲しかった感は残る。的は射ているけれど、少し弱いか。

気になる方はぜひ。
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