けんくり

ばるぼらのけんくりのレビュー・感想・評価

ばるぼら(2019年製作の映画)
4.0
妖艶で醜悪で狂っていて、それでいて純愛映画。

これは新宿で観たかった。
あの町を徘徊している時に感じる、雑多さ、いかがわしさ、奥深さ…そして町を構成する一員となれている(?)ことの心地よさが上手く表現されていると思う。

ジャズをバックに新宿を闊歩する二階堂ふみの、なんと画になることか、、
「死刑台のエレベーター」のジャンヌ・モローを思い出してしまったw

この意味不明だけど美しい不条理世界にずっと浸っていたい。「アンダー・ザ・シルバーレイク」が好きな人に超オススメ。