雨丘もびり

Munchausen(原題)の雨丘もびりのレビュー・感想・評価

Munchausen(原題)(2013年製作の映画)
2.5
アリ=アスター監督の短編。
みりおさんに倣いまして、私も『ミッドサマー』パッチテスト。
えぇビビってますともさー(^^;)/。
youtubeで観れるということで、身の危険を感じたらクルッと回って"SAYOUNARA"キメるつもりで再生~。

説明書きに「Pixarのショートフィルムに影響されて」ってあったけど、それも納得の、ウェルメイドなセリフ無し映画。
『バオ(https://filmarks.com/movies/79961)』を思い出した。
"内面感情とは裏腹の笑顔"の見せ方がシンプルで巧みね。キャラクタの無駄ない刈り込みにセンス感じる。

あんな髪ペッタペタのナヨっち男、別の意味で絶対大丈夫だろって思うけど(失礼)、親の欲目とは恐ろしい。ここ一番のゾワリポイント。
あいつの笑顔まじ無理w。

私は、劇中でネタバラシせず、ラストシーンで「実は策略でした」ってしてくれた方が、ヤダミ成分濃厚で好きかも.....いや、好きっていうか(-"-;)
ミュンヒハウゼン云々というよりは、Mother's narcissismくらいのあっさり後味。
端正に不愉快な物語だったけど、暴走する母性までは届かず、年頃のオトコノコが抱く不快感、くらいでまとまってた印象。

もーちょっと吐き気を催したかった、っていう最悪の感想はいかがですか?

掘り起こして抱いて寝てる、くらいまでは大丈夫ですよ私。
大丈夫?
私が大丈夫?

趣味のない中高年は危険だなー。。。

2月の劇場鑑賞予定は『怖い本』と『ミッドサマー』。
ヘレディタリーもチェックせにゃねー。