C'est La Vie(原題)の作品情報・感想・評価

C'est La Vie(原題)2016年製作の映画)

C'est La Vie

製作国:

上映時間:8分

3.4

「C'est La Vie(原題)」に投稿された感想・評価

ホームレスがひたすら画面越しに主張してくるだけのショートフィルムだが、よく見ると彼がしている行動がなかなかにえげつない。
『へレディタリー』の前作(『ヘレ〜』から2年前くらい)にあたる作品。
この男の言うことの何が本当か、嘘か、ちと考えながら観る
めい

めいの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

妄想性の精神障害を患った男がこちらに向かって話しながらずっと何かしらしてるんだけど、どこまでが彼の妄想なのかと言う所で私は、ヒッチハイクで乗せてくれた人を殺したり強盗入ったり、高層マンションに住んでた等の行動や思い出話も丸々が妄想なのだろうなと思う(終盤座って自身や家族について静かに語るシーン以外)。ただどうも自分自身の醜いような同情がラストのセリフを妄想だと認めたくない。少女の表情や動きからは恐らく、おおよそ、他人なのだろうけど。男に最初は笑っていたけど、8分間でまさか哀愁を感じちゃって更に同情までさせられるとは、、、アリ・アスター本当に考えさせてくれるよあんた何者、、。
物乞いの男がカメラに向かい汚い言葉で社会への不満をまくし立てる。しかし少しずつその声はトーンダウンして行き…。一度道を逸れると元に戻りにくい社会の有りよう。無関心。街はどこまでも整然として美しく、そして落伍者にはただただ冷たくよそよそしい。社会の闇と心の病に埋もれる絶望。そこへの陥穽はどこにでもある。何だか心掴まれるものがあった。
笑ってはいけないラップ。
評価しづらい。まぁ、ショートフィルムだな、という感じ。
RandB

RandBの感想・評価

3.8
アリ・アスター短編に興味が出たため、鑑賞。

LAの街中で暮らすホームレス。
過去の栄光を語りながらも、救いようのない現在をもがいて生きる彼のリアル。

監督の短編『Basically』と同様に、カメラの先にいる私たちに語りかけてくるような異色の短編。

『ジョーカー』みたく、社会の底辺で生きる男の姿が強烈で、現状に対する言い訳のように聞こえていた彼の言葉が、少しずつ、そうならざるを得なかった彼の境遇に対する悲痛な叫びだと分かってくる。

ブラックコメディで終わらず、どこか、怒りや憤りを感じさせる社会的な作風は、今後の長編作品で、ぜひ、取り上げていただきたい題材だと思った。

参考
『C'est La Vie』Vimeo
https://vimeo.com/71784969
(本編はコチラ。)

【第2刷】アリ・アスター短編解説読本「"I HOPE THAT PEOPLE WILL FEE...
https://pamphlet-uchuda.stores.jp/items/5e5d4ba496fa43677c5c422d

<<エログロおバカメーター>>
エロ ☆×0.0
グロ ☆×3.5
バカ ☆×0.0

・グロポイント
こちらに怒りを訴える言葉を語りながら、淡々と殺人を起こしている狂気が恐ろしい。
すでに彼は一線を越えてしまっていて、救済の余地はない地点まで落ちていってしまっていることを考えると、観ていて苦しいものがあった。
ホームレスがだいぶ妄想も入ってるけど、なんか世の中の真実に近い事しゃべってんのかって途中思ったりする不思議。

こうして短編の翻訳集が出たり、考察動画とかがあったりで、短いけど映画の見方、感じ方、楽しみ方も色々あるもんだなぁとしみじみ。一通り見てアリアスターの印象がちょっと変わったけど。
けーご

けーごの感想・評価

3.6
ホームレスがずっと喋ってる映画
段々ラップみたいになっていって面白い
でも喋っている内容はどんどん切なくなってくる
ラストも良かった
かめこ

かめこの感想・評価

3.5
ホームレスの語りを聞くなんて人生で中々ない経験かもしれません。今の段階では。
テンポ良く進んでいく中で途中から妄想に取り憑かれてる感がこりゃまた不気味。
ただ、BGMがないので監督独特の気持ち悪い空気感は薄めです。
この短い作品の後に『ヘレディタリー/継承』が誕生したと思うと感慨深いですね。
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