Same

ボアのSameのレビュー・感想・評価

ボア(2017年製作の映画)
2.8
オーストラリア産の、巨大イノシシ大暴れ映画。
巨大イノシシモノってそんな多くないですよね。『人喰猪、公民館襲撃す!』、『人間狩り』、『もののけ姫』とかかなあ。

オーストラリアが舞台のこちら、真面目な作りなのですが、ストーリーの仕立てがすっごく下手で残念な仕上がりです。真面目なモンスターパニックしようとしてて悪くないんだけどなー。

オーストラリアの乙事主であるダンプカーサイズの巨大イノシシ、ボアちゃんはなかなか良い感じで、CGパートも、獅子舞のようにパクパク動くハリボテパートもよく出来てます。人間ばかりグチョグチョ食べる?噛み噛みするシーンも悪くないですね。
こいつが主役だから、際立った魅力があることは大事!小さなイノシシを引き連れてるのか、蹴散らしてるのかわかんないですけどカッコいい。
なんでこんなに大きな猪がいるのかは説明はないんですよね。廃棄物とか放射能とかもはや古臭いのか。

ストーリーは田舎町で牧場のフェンスが破られて家畜が殺される事件が頻発。巨大なイノシシを見たって言う爺さんもいるんだけど、アル中のどうしようもない爺さんの言うことなので誰も信じないんですよね。
そんな中、父(バツ2の継父)、母、娘とその彼氏(アホな上に性格が悪い笑)、弟の4人家族+1人が巨大イノシシで沸くこの街に住む母の弟(ネイサン・ジョーンズ)の家に遊びに行くことに。
どうやらこの家族が主人公?のようなのですがイノシシに絡むのが遅すぎるよ!
いくつかのストーリーが絡みながら最後に向けて盛り上がって欲しいのですがそれぞれの話が尻すぼみな感じ。他の登場人物たちが誰もこの家族に絡まないので、何も知らないままボアと邂逅しちゃうんですよね。
ネイサン・ジョーンズは『マッドマックス 怒りのデスロード』の時みたいな脳タリンの筋肉野郎の役がピッタリですよね!
色々この人に期待したんだけど、こんな感じでいいのかなー見せ場はたしかにあったけど。
全ての登場人物の物語が最後集約して、ボアを爆破して終わったら最高だったんだけどな笑
Same

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