ネイサン・ジョーンズさんより、あの酒場のお姉ちゃんの方が頼りになる!w
おバカでラリった連中まみれなオーストラリアのド田舎。
その近辺では、巨大な人食いイノシシが人々を食い荒らしまくっていた!!!
パターソン農場へピクニックに出かけたバーニーと妹のデビーとその家族。
ピクニックついでに人探しを頼まれたバーニーは家族と一旦別れて車で探し始めるが、大イノシシに襲撃され車をぶっ壊される!!!
大イノシシの危機は、妹のデビー一家にも迫りつつあった!!!
オーストラリアの田舎で大イノシシが大暴れするモンスターパニック。
何でもグロがあるらしくずっと気になっていたが、ネット上のレビューはウ〇ンコ扱い!w
余りの悪評っぷりに借りるのを躊躇していたのだが、幸い近所のGEOで旧作落ちしたので、100円(厳密には88円)をドブに捨てる覚悟でレンタル。
その所為か、思ったよりは観れた。まぁ正直映画の出来はアレだけど。
主要人物はスラッシャー映画に出てくるようなバカしかいないし、話の進め方もガバガバ。
オマケに1時間近く主人公側が絡まない(!?)し、話の大筋に絡む連中もしょうもないバカ&クソ野郎ばかり。
ネイサン・ジョーンズさんの扱いもいまいちだし、肝心の内容もシリアスとコメディのどちらにも割り切れてないような感じがして微妙。
残酷シーンもあるっちゃあるが、暗さで誤魔化したり、人体破壊を殆ど見せてくれなかったりしたのは残念だった。
(後半、CGで首を跳ね飛ばされる奴はいるが。)
だが、本作の大イノシシは超力強く、モンスター感があって素敵!!!
イノシシの大暴れはCGも使っているとは言え迫力アリ。
クライマックスのイノシシと主人公の殴り合いもパワフルで、画面の暗さが気にならない愉快さ。
殺害描写も首が飛んだり、グログロミンチの死体が映ったりと頑張ってはいるし、イノシシの造形もグロテスク!!!
そんな訳で、イノシシが大暴れしてる場面はそこそこ楽しめたのでまるっきりZ級のゴミ映画というわけではないです。
まぁ、それでもしょうもない出来なのは確かなので、この手のB~C級映画に耐性のない人は避けた方が無難です。
以前観た同監督の「拷問男」を見るに、本作もシリアスに割り切った方が良かったんじゃないだろうか。
つー訳で、クリス・サン監督の今後はシリアス路線でお願いしたい物ですな。