中途半端にストーリーがあるのがちょっとひっかかった。短い作品なので断片的な描写に絞って、ストーリー性は持たせない方がいいような気がした。
なのにそれを差し引いても、音楽が流れ続ける前半の心地よさが凄かった。凄くて気持ちがよくてちょっと混乱するほどだった。
個人的に屋上という場所も好きなのでずっと観ていたかった。屋上からの街の風景の中に私も含まれているはず。今後東新宿の辺りを歩くときは、きっとこの作品を思い出したりこの音楽が聞こえるような気がするのだろう。
サキが少し離れたところで本を読んでいてもいいかと質問したとき泣いてしまいそうになった。