安堵霊タラコフスキー

ガールズの安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

ガールズ(1968年製作の映画)
3.9
女優としても活躍したマイ・ゼッタリングの監督作品を初めて見たけど、まるでATGで松本俊夫や吉田喜重らが撮っていたような作品とは思わずビックリ。

最初ベルイマンのペルソナみたくメタ的な内容になるのかと思ったら段々超現実的要素が強まってきて、その難解さに困惑しつつも中々パワフルな描写も多かったから何だかんだで楽しめた。

結構描写は悪趣味ながらも女性の権利というテーマは現代に通じるところがあって中々興味深かった。

ビビ・アンデショーンやグンナール・ビョルンストランド等ベルイマン作品のキャストが多かったのも良かった。