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レゴハウス: 究極のブロックの家のchestnutsのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

47分とかなり時間が短かったので視聴。

まず思ったのは、レゴ社のオーナーであるケル・キアク・クリスチャンセン
は本当にレゴが好きなのだということだ。ケルだけではない。このレゴハウスに携わる人々全てがレゴについて語るとき目がキラキラしている。

そもそもこのレゴハウスが建設された場所はビルン。レゴの本社や郊外にレゴの工場があるとはいえ、人口は1万人にも満たない。首都コペンハーゲンからは250km以上も離れており(東京-浜松間と同じくらいの距離)、決して経済的な事情を考えて建設されたとはいえない。

それでもケルはレゴハウスをこの地で建設することにこだわった。徹底的にブランドイメージを大切にするその姿勢は株式公開していない同族経営の企業だからこそできるのだろう。もし経営陣が乗っ取られ「レゴなんてただの金を産むブロックだ」というような経営陣に変わってしまえば、レゴ社はおもちゃ業界でここまで生き残ることができたであろうか。

「最高だけに価値がある」
このモットー通り、スタッフたちは日夜血の滲むような努力で一生懸命レゴハウスのコンセプトを考えたのだろう。自分が一番ワクワクしたのは食堂だ。あの注文システムには脱帽する他ない。レゴハウスは細部に至るまで徹底的に考え抜かれている。

「学び」と「遊び」の両方を兼ね備えた大人も子供も楽しめる究極の知育玩具。それがレゴだ。このブロックの持つ可能性は無限大で、レゴで創ることで子供達の無限の可能性を引き出す。クリエイティブな素質を育てるのにレゴはうってつけなのだと分かった。

子供の時にレゴで遊んだ経験があるだけに、これを見るとなんだかレゴを買って遊びたくなってくる。そんなドキュメンタリーだ。
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