キナ

松永天馬殺人事件のキナのレビュー・感想・評価

松永天馬殺人事件(2018年製作の映画)
4.0
断定します、これは事件的な映画体験です!
前衛的でクラシカル、奇想天外で原点回帰。

冒頭から「これは普通の映画ではない」とすぐに気付く。
DIEナミックでメタメタな脚本についていくだけで精一杯。
こんなんでDIE丈夫か?と謎に心配になってくるほど支離滅裂かつ意味不明極まりない。しかしその熱量と愛は伝わってくる。

DVDやサブスクで気軽に安く沢山の映画が観られる今この時DIE。
音楽やドラマやテレビ番組も本も共通して「若者が離れていく」と言われる今この時DIE。
違法アップロードによりタダでコンテンツを消費できてしまう今この時DIE。
だからといってそれらが死んだとは個人的には全く思っていないんだけど、ジワジワ首が絞まっているのもまた事実でしょう。

そんな現状に喝を入れつつ、作り手たちの面白いことしよーぜ!という気合が満ち満ちていて観ていてとても楽しかった。
映画にハマってからというものどんな映画でも観られるうちに劇場で観なければとの信念で鑑賞を続け、私の人生私が主演なのよと常に思って高飛車に歩いているので、背中を押してくれたような気になって嬉しかった。

オススメの映画聞かれて、ちゃんと上映中の作品を提案してみたのに「レンタル出たら観てみる!」じゃないんだよ!
観られるうちに映画館で観るのよ!…っていう。

DIE胆な演出は中盤あたりから「もしや…」と予感してしまったけど実際に体感するとどうしたってテンション上がるじゃない。
下ネタを繰り入れたパートがDIE好きで、件の演出がなくても十分に楽しいけれど。
楽しさはピカイチ、物語が面白いかと聞かれるとイマイチ。
でも改めて断定します、これは事件的な映画体験、問DIE作です!