tetsu

ドキ死のtetsuのレビュー・感想・評価

ドキ死(2018年製作の映画)
4.1
勝手にフィルムフェスティバル!劇場版

田舎から上京してきた"なみこ"
大学に入った彼女は、目の前に住む男子に一目惚れ。
彼に恋人がいることを知りつつも、片想いを続ける彼女の前に、自分と同じ境遇の不思議な男の子が現れて...。

いやぁもうね。ヒロインが可愛すぎる。
今年のムーラボ短編部門の主演女優賞彼女で決定ですわ。笑
なんといってもオープニングからぶっ飛ばしてくる超早口な発言の一言一言が完全にツボ。笑
それに合わせた高速のカット割り、対照的に派手な演出を抑えたクライマックスの歌唱シーンと、緩急のつけ方まで秀逸でした。
(歌唱シーンでは、主人公の後ろが情熱的な感情を想起させる真っ赤なキッチンになっていたのも印象的でした。)

また、物語は『勝手にふるえてろ』の系譜を為す、こじらせ女子系ムービーなんですが、そこに"こじらせ男子"を登場させているのが面白いところ。(しかも、なぜかヒロインの心の声が読める。笑)そのおかげで今まで観たことがあるようでない作品になっていました。
まぁ、結末は読めましたけどね。笑

ところで、余談にはなりますが、主人公の片想い相手は現在上映中の『ファンタビ...』に登場するグリンデンバルト(エズラミラー)にそっくりでした。笑
ので、ファンの方も是非。(割と強引。笑)

てなわけで、ぜひ、
約30分でドキドキしたい人にオススメの一作です。笑
tetsu

tetsu