キャワレオン

ブラインドスポッティングのキャワレオンのレビュー・感想・評価

ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)
4.9
95分映画でこの余韻はすごい。
軽ノリのクライムコメディかと思ってたらかなり強烈。
これが例の事件の前の映画なのか。
路上でスポットライトがあてられるシーンとラップで罵倒するシーンが印象的でした。
恐らく重要なワードとして、'nigger
'、'identity'、'(neighbor)hood'、'blind spotting'なんかが挙げられると思うが、他にもオークの年輪だったり首のタトゥーだったり重要な伏線が比喩として出てくる。
また、黒人コミュニティで育った白人のアイデンティティーという主旨のひとつも個人的に新鮮だった。
重要なテーマと個人的に感じたのは「外見だけでなく、内面(ブラインドスポッティング)も見ろ」、「ポッと出が軽々しく歴史を踏みにじるな」の2つだが、一見互いに相関がなく見えるこの二つも「本質」ってところが大事なとこは共通してるし、簡潔に言うと「本質をもっと大事にしろ」というメッセージなのかと解釈した。
もっとこういう映画を観たいし、日本人はもっとこういう映画に触れたほうがいい気がする。
ヴェイスフェイス
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