少林36房

ブラインドスポッティングの少林36房のレビュー・感想・評価

ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)
3.5
予告編を見た段階で
「社会派要素も少し入っているのかな」
と思っていたけど、
予想していたより社会派要素が強い作品でした。
ただ、言うほど重苦しい作りにはなっておらず
その分、観やすいのだけど、
かと言って軽く扱ってしまっている訳でも無く
シッカリと重さ・辛さ・苦しさが描いてあり、
観やすさと重さの丁度良いバランスを
上手く取っているのではないのかなと。

同じく黒人差別や
警官の不当な行動を扱った作品で比較するのなら
個人的には2017年公開のデトロイトより
こっちの方が観やすかったし好き。

そして、やはり評価したいのは、
終盤での主人公が自らの主張をする
長セリフシーン。良い。
長セリフで主張を唱えながらも
徐々にそのセリフにヒップホップが
インサートされていく流れが秀逸。見事。
そしてカッコイイ。

2019年8月に映画館で鑑賞
少林36房

少林36房