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ブラインドスポッティングのadagietteのレビュー・感想・評価

ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)
4.5
オークランドというと サンフランシスコ・エリアいち (?)物騒な地域  隣は UCバークリーで有名なバークリーだけど 隣だからって安心しちゃいけない。そんな街も近年 浄化 (?)が進んでるのかな?

そのオークランド育ったふたりの幼馴染。
マイルスは 白人だが俺オークランド育ちだからよ〜 気に入らなきゃスグにぶちのめすゼとイキって(hipstar)いる。
コリンはある事件で有罪を食らって保護観察1年。
あと3日で自由の身。
その3日間のドラマ。

この主役のふたりが脚本を書いている。
実際にオークランドで育ったふたり。
コリン役のDaveed Digg は本名。アフロ系の発音を想像するが温かみも感じる。でも見るからにインテリ。
ブラウンで演劇の学位をとっているトニー賞俳優らしい。
マイルスのRaphael Casal はスコッチ&ヒスパニックの家系。
白人といっても後から来た組ーーーって西海岸でもそういうの 関係あるんだろうか?

彼らの地元への思い入れと 急激に変化していくことへの戸惑い。
近年過激化する黒人と白人の間の問題。
そういうものがぎゅっと詰まっている。
同じことをしても白人はワルの真似っこにしか見られず、その場にいたというだけで黒人は命まで簡単に奪われる。
終盤のコリンが怒りを爆発させるシーンは圧巻。
他人事にするな、我と我が身だとしたらどうなのか感じてみろよと迫ってくる。
めちゃめちゃパワーありました。

こういうことってあるよなぁ ............
日本人の場合 男女の壁ですかね。

http://blindspotting.jp/ <<情報量豊富
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