おどろきの白鳥

クロノス・ジョウンターの伝説のおどろきの白鳥のレビュー・感想・評価

3.8
梶尾真治さんのタイムトラベル物の名作小説が、どうなってるかドキドキドキドキしながら観ました。

主人公・吹原が時間跳躍して、客観的時間は何年も経過しているのに、吹原の主観的時間はついさっきという「ズレ」を感じさせてくれたところの演出はよかった。
あと、自分がどんな目に合おうと、好きな人を守りたいという吹原の純粋な気持ちを下野さんが好演。

ただ、映画なのにいろいろなことをセリフで説明しちゃって、舞台の朗読劇っぽかったんですよね。
客観的時間差について、たとえば1995年と、1997年、2002年の服装(シャツの入れや出し、女性の髪型など)の差をさりげなく見せるとかの気遣いが欲しかったなぁ、と思いました。