大学4年

ウィーアーリトルゾンビーズの大学4年のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ものすごいおしゃれでカラフルな映画。ゾンビが感情を手に入れる冒険の話。
”人生”っていうテーマを親がいなくて感情がなくなったゾンビのような子供たちを主人公にして描くのがすごい。最後の終わり方もおしゃれー。カフカの城って未完の小説を人生に例えて”そろそろ映画的にエンドロールだけど、人生はまだ続く”ってキャストに言わせちゃうってかんがえたことなかったわ。一番印象に残ったメタ発言だった。
カメラワークが独特すぎ。横一列で細長い画面にして斬新。紫の夕日の河川敷、万引きしたコンビ二がカラフル過ぎ。
全員の過去にDV,いじめ、性的とか闇があるけどそれを昔のゲームのBGMで可愛くおもしろく扱っているのが衝撃的。DVお父さんとの”battle start”とか、死因の山手線ゲームとかブラックジョークが過ぎる。名前も呼び合わないで本当にただ同じ境遇なだけ。駅でのゾンビのように携帯をみて歩くサラリーマン。いろんなとこに現代社会を隠喩しているとこがあるように思える。最後、そんな展開するのか!って驚いた。子供たちが大人の事情で解散した。とくにこの映画は社会を斜に構えて見てる。名言もたくさん。
”大人は深呼吸にお金払っている。馬鹿だから。”って煙草をdisる。
”空手に行くから強いじゃなくて、自分で辞めるかを決めれる人を強い人と言う”  納得しかない。
"生き延びないのはダサい。そのくらいFlatでいい”  、、最高!!
大学4年

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