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ウィーアーリトルゾンビーズのtechnoのレビュー・感想・評価

3.5
【tag】絶望した子供たちのロールプレイングゲーム的な展開で進行する絶望と成功と挫折と再生の物語。亡くなった父母の事故現場を目指す2010年代の和製スタンド・バイ・ミー。思春期の子供の持つ切なさと輝きのちりばめられた宝石箱のような映像。
映画であってもご時世的に避けられそうな表現とテーマに果敢に挑戦する、角を立てない八方美人的なフツーの映画を作りそうな広告代理店に対するイメージを変えた映画。
また、広告代理店自身の自己批評も見受けられる。
映画を観終わった後、子供たちの組んだバンドが実在するような気持ちがするほど、歌声が切なくて楽曲がポップ、ディテールにこだわってバンドの存在を描いている。。
ビデオゲームと映画の融合に成功した画期的な作品。
クライマックスまで想像する展開を裏切り続ける、カタルシスのある映画。
悩みを抱えている子供たちを奮い立たせる心の支えになるであろう力作。

【tag】セーラー服と機関銃/ぼくらの七日間戦争
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