食パン

ウィーアーリトルゾンビーズの食パンのレビュー・感想・評価

5.0
目も頭も悪くなりそうな映画!!!!だけど最高じゃないか!!!!大傑作だよ!!!!

中島哲也的なポップでエグい編集、ヨルゴス・ランティモスも驚きの縦横無尽のカメラワークと不謹慎でシニカルなギャグ、現代の日本におけるゾンビ像と社会風刺が、ぐちゃぐちゃに見えて実は緻密に組み立てられている。コメディ映画から始まって、ロードムービー、音楽映画、ゾンビ映画になり、最後には青春映画、教養小説映画にと、めくるめく展開して終わる、行き先のわからないジェットコースターのような映画だ。

感情が死んじまってゾンビと化した少年少女が、冒険の末人間に戻る「再生」の物語で、前作『そうして私たちはプールに金魚を、』の精神的続編というか、完結編というか、ともかく「ゾンビとは〇〇であり人間とは〇〇である」の公式が心にズドーンと刺さりラストで号泣した!凄い着地だった!エンドロール後のあのオチはヤバイわ!

尋常じゃない手数のギャグとドラマ!正直言ってマジで異常な数だし、情報量と展開に疲れなくはないが、これは新しい映画表現だと思う!山ちゃんと蒼井優の結婚もフッ飛ぶような、めちゃくちゃにエモい映画だったよ!!二人ともおめでとう!エモいは死語!これ多くの映画評論家が今年ベストに入れるんじゃない?と本気で思ってる!今年はこれを観ろ!!