所謂、ゾンビの話ではない。
無感情をゾンビに喩えた系。
両親を亡くした中学生4人が、火葬場で出会う。
特に泣くでも無く過ごす無感情な4人が、意気投合し共同でアウトローする話。
主人公少年の趣味であるレトロゲーム調な演出で進行する。
設定も展開も目新しいものは無い。
こういう話は、既に他にも沢山あるわけで。
何か特別に光る部分も特にない。
じゃあ、なぜこの映画なのかと考えると…。
無感動から、何もしない現代っ子の描写。
無感動から、後先考えない突拍子もない行動力。
矛盾する二つの行動が、なんとなく説得力を持たせつつ共存してみせるあたりかと。
子供だけで、世の中をひっくり返す企てをする系かと思っていたけど、そういう話でもなかった。
まぁ、物語も映画の魅力も、ヒロインの女の子が一人で引っ張っていたような気がする。
あと・・・ゲーム好きとして、この映画に限らないんだけど、レトロゲームの演出って、ファミコン的サウンドにSFC的なビジュアルがとても違和感あるのよね。