雄八e

ウィーアーリトルゾンビーズの雄八eのレビュー・感想・評価

5.0
‪凄かった…‬

‪「そうして私たちはプールに金魚を、」と続けて鑑賞したが、まさか同じような題材で更にエモーショナルな映画をブチかませられるとは思わなかった‬

‪映画館で久しぶりに完全にのめり込んで観ていた‬

‪ほぼほぼストーリーを知らなかったので先の展開が全く分からず、没入していた分正直中盤は感情をどこに持っていけばいいのか分からなかった‬

‪ただこの「今何が起きているのか咀嚼できない、客観視できない」は本作で描かれる、神の視点を持たない人生そのものかもしれない‬

‪両親を失った少年たちのひと夏の…‬
‪と言えばそこで描かれるのは喪失感からの回帰、絶望への抵抗、そして新生だったりするのだけれども、そもそも両親の喪失に泣くことすらない彼らに向かうべきゴールがない‬

‪何処に行くのかわからないまま、彼らと同じくふわふわと夢見心地で映画に付き合わされる‬

‪子供を搾取する大人とかSNS社会への警鐘とか、そういうものを描いているのかと思いきや、あくまで少年たちの足跡をひたすら辿る‬

‪生きているの死んでいるのかわからないくせに、異常にバイタリティと決断力と行動力に満ち溢れたリトルゾンビーズの‬

‪既に初老の僕には、次々と投げつけられる情感の暴力に揺さぶられる感情を「エモい」としか言えないのに‬

‪「エモいなんて古っ」‬

‪と作中でゾンビーズに言わせ逃げ道を塞ぐ‬

‪何度も観て咀嚼したいがもう一度観るのも勿体ない、そんな大傑作‬

‪ちなみに「三分間」は正直ちょっと泣いた‬