特売小説

ウィーアーリトルゾンビーズの特売小説のレビュー・感想・評価

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誠実さを以て作者がものづくりに取り組んでいるその証左として、徹頭徹尾同じ調子でボケ倒してるじゃないですか、突っ込むも突っ込まないも受け手側に一任されているじゃないですか。

或いはリトルゾンビーズのデビューアルバムタイトル「誰が殺したのか?」でしたっけ、これなんか明確にミスリードじゃないですか、受け手に気付きを与える仕込みじゃないですか。

詰まり能動的に突っ込んだ人間は、気付きを得た人間は、そのものの考え方を自ら見出したという結果を得られる訳ですよ、馬鹿な大人に噛まれても感染しない抗体の存在を自らの内面に見付けたという事ですよ。

起承転結の結の部分が冗長だったかなぁ、だとか、ごみ処理場の場面を開巻に置いて各人の背景事情の振り返りをもう少しタイトにした方が物語としては流れと勢いが生まれたんじゃないかなぁ、だとか、擦れっ枯らしにゃ思うところもない訳じゃあないんだけれども。

誰かの唯一無二になり得る、好い映画を観させていただきましたよ、と。