8/31「夏休み最後の日」
無料ネット公開というのを知り、鑑賞。
ところで、8/31はもう、
「夏休み最後の日」ではないらしい。
そういう部分や演出も含め、
全てが記号化された世界の中での
出来事のように感じた。
たくさんの言葉を乗せた楽曲たちも、
脇を固める名優たちも、ぜんぶ記号的。
なのだけど、それが特段悪いことの
ようには感じない。
意図してのことなのかもしれない。
エモいって古。だっさ。だっさ。
劇中で何度も使われるこの言葉。
本当のエモーションは、誰の共感も
必要なく、自分の心の内に存在する。
それは誰にも止められない。
そういうことなのだろうか。
答えがうまくまとまらないでいる。
監督はホームページの中で、
今を生き悩んでいる子供や、
当時悩んでいる自分自身に向けて
作ったという言葉を残している。
つまり、今の自分はこの映画が
「刺さる」対象には全くなかった、
ということなのだろう。
よかった、悪かった、
面白かった、つまらなかった、
いまは全然判断ができないので
採点はできないが、
お時間ある人は
今日のうちに見てみてはどうだろうか。
多くの人の感想が聞いてみたい。
きっといろんな感じ方が
あるのだろうと思う。