ショウコ

ウィーアーリトルゾンビーズのショウコのレビュー・感想・評価

3.3
目が楽しい!そんな場所にカメラ付けちゃう?って驚きの映像の連続で、ただでさえ刺激的なビビット色地獄にブラックライトまで使ってくれちゃって癲癇起こしそう!眼球にカンフル剤でもぶっ刺されてる様です💉数秒先にはどんな新しいオモシロ表現を見せてくれるのかずっと興味が持続する。一瞬たりとも変化をやめない画の嵐は矢継ぎ早を通り越してもはや連弩🏹🏹🏹

ついでに耳も気持ちいい。ヒャダインストⅡを思わせるピコピコ電子音はもちろん、シリアスになりそうな所で入れてくる「なんちゃって」みたいな言葉遊びが小気味よくて飽きません

…が、そこ止まりの映画でした。別に中身を求めてたわけじゃないけどこんなペラペラとは思わなかった

親が死んでも泣けない「デフォで孤独」な少年少女たちがRPGよろしくパーティを組んで失った心を取り戻していく…現代日本版スタンドバイミー劇薬仕様のノリにワクワクしたのは最初だけ。
葛藤の様なものは無く逃避しかしない。成長をニオわす描写はありましたがそれすらも茶化しとハズしで誤魔化してしまいます。ドラマにもエンタメにも不謹慎にも振り切れず、最後までウヤムヤにする事を目的にしてる様に見えた。逃げ道確保みたいなエンドロール後のカットとか観てるこっちが恥ずかしくなるわ。唯一のメッセージ性はキャッチコピーの「生きてるのに死んでんじゃねーよ」ぐらい

言葉選びはとても気が利いていて自然です。冷めたガキのカンに障る物言いとか、その場の空気を保とうとするノリだけスラング、浅さが非常にリアル。きっと作り手もドライな人なのだろうと思いました。だってそんな人物しか出て来ないんだもん。主体性ゼロの記号的な4人の子供に個性分けは無く息もピッタリ。全員が監督さんの影分身なのでしょうね




ティーンに向けてる…と見せかけてこれは宣伝映画だと思った。テンポと感性、それらを画にする技術は凄いしとんでもない訴求力!肝心の訴えかける内容が無いだけです。楽しい8ビット表現などターゲット絞り込みの着眼点にも唸るしかなく、「CM業界で働いてる社員が作った」と聞けばそりゃ会社名が気になるところですよ。実際会社のバックアップで作ってるわけですもんね。踏み台にしてる感が癪。
まぁ…だからこそ言いたい事を自由に表現できない部分はあったのかも知れません。バス運転手に「そんなブラックじゃないから」と言わせるあたりニヤニヤしてしまいました

ちょうど沈黙を恐れるタイプの人と喋ってる感覚に近くて、こちらの返答を待たずポンポン面白い言葉を連発してくれてても結局何が言いたいのか分からないと言うか…女子同士のオシャベリってこんなだったなぁと少し懐かしくなった

編集で「間」を全カットするユーチューバーやkiktokなど、今は速度と密度が無いと飽きられちゃうんですね📝映画を観たつもりがマーケティングの講義でも受けてた気分です