"長久允"というアバンギャルドなシャワーを浴びまくるゲームのようなMVのような映画。
孤独な魚"ベタ"(熱帯魚)や歩きスマホの大人がゾンビになる件。
さらにファミマの入店音に合わせた
"月の光届かない~"
"悲しくても辛くない~"のシーンが印象に残る。
生きてるのか死んでるのか分からないゾンビなのは子供たちかそれとも大人たちか…。
ストーリー自体は難しくないが映像ディレクター出身の監督の個性が爆発するクセの強さ。
凝りまくった斬新なショットの連続によって時に情報過多になり脳内処理に時間がかかってしまうほど。
これが監督の作風なので仕方ないが、場合によってはクドイと感じる可能性も。
賛否が別れそう。
ただ好きな人はものすごく好きだと思う。
斬新でエキセントリックな映画が観たい人にオススメ。
池松壮亮は相変わらず上手い。
中島セナの将来有望感が凄い。