ウィーアーリトルゾンビーズの作品情報・感想・評価

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「ウィーアーリトルゾンビーズ」に投稿された感想・評価

聖

聖の感想・評価

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8/31「夏休み最後の日」
無料ネット公開というのを知り、鑑賞。

ところで、8/31はもう、
「夏休み最後の日」ではないらしい。

そういう部分や演出も含め、
全てが記号化された世界の中での
出来事のように感じた。

たくさんの言葉を乗せた楽曲たちも、
脇を固める名優たちも、ぜんぶ記号的。
なのだけど、それが特段悪いことの
ようには感じない。
意図してのことなのかもしれない。


エモいって古。だっさ。だっさ。


劇中で何度も使われるこの言葉。
本当のエモーションは、誰の共感も
必要なく、自分の心の内に存在する。
それは誰にも止められない。
そういうことなのだろうか。
答えがうまくまとまらないでいる。

監督はホームページの中で、
今を生き悩んでいる子供や、
当時悩んでいる自分自身に向けて
作ったという言葉を残している。

つまり、今の自分はこの映画が
「刺さる」対象には全くなかった、
ということなのだろう。

よかった、悪かった、
面白かった、つまらなかった、
いまは全然判断ができないので
採点はできないが、
お時間ある人は
今日のうちに見てみてはどうだろうか。
多くの人の感想が聞いてみたい。
きっといろんな感じ方が
あるのだろうと思う。
生きてる実感が無いのは、ゾンビと同じだろうなぁ。
世間で言われる大人になり損なったまま社会人になった身としては、痛快で、懐かしくて新鮮な、楽しい映画でした。

異世界転生みたいに他所の世界ではなく、クソゲーなこの人生を〈心〉と共に進む。草原を歩く彼らが、広大なワールドマップのどこへ行くのだろう、とぼんやりと考えた。



以下、ダラダラ感想。


リトルゾンビーズに失うものは無い、もう何も持っていないから。
そこからバンドを組んで音楽やり始める姿は実にユーモラスだが、これ笑っていいのか?と一瞬思ったり…でも良い曲。8bitの電子音はかつて遊んだゲームの面影があって懐かしい。冒険が始まろうとする、テンポの良いピコピコ音は夢と希望に満ち溢れていて、ワクワクする。でも、なんとなく寂しく感じるのは、純粋にワクワクしていたあの頃には戻れないと私が諦めているからか。
まさしく夢と希望はゲームの中のファンタジーと同義である。
全体的にカラフルで印象的なグラフィックが多く、MVや写真集を思わせる画づくりに圧倒された。実験映画を思い出させる合成やカメラワーク、奇抜なキャラクター達を演出するセンス(ただ序盤は慣れるまで目で追い切れなかった)。
小道具ひとつひとつまで見ていて楽しい。例えばオーパーツ。4人の中でも飛び抜けて存在感のあるイクコをつい目で追っていたのだが、持ち出した白い飛行機のキーホルダーはイクコが選んだものだと記憶している。晴れた空に映える彼女らしくてとても良い。中島セナさん、何をしていてもフォトジェニックな出で立ちで、イクコにピッタリだった。

感情の無い4人の気持ちを誰もわかりきることが出来ないように、重要なのは共感ではなく、個々がどう感じたか。この作品には体験を消費する現代らしさが強い。インタビューやモノローグの場面が多く、YouTubeを見たりノベルゲームを読み進めたりしていくような感覚だった。終わってしみじみするより、観ている〈今〉を楽しめるギミックが多い。
情報に溢れ、尚且つ大量消費社会である現代日本のネガとポジが強調されている。中身のないまま拡散された情報と思想に感染し、私刑を与えようとする現代病の人々にゾッとする。理由はみんながやっているから。駅構内のスマホゾンビは自分も該当する、笑えるけど笑えない…。

結果的に喪失を受け入れる冒険を乗り越えた4人は、ゾンビから蘇生したと言うより、一度死んで生まれ変わったのだと思う。
ギミック炸裂!
スパゲッティとチンジャオロースとオレンジジュースと牛乳を混ぜたような楽しさ、気持ち悪さ、エモさ。

前作もそうだけどさすがCM出身の監督だけあって、時代の空気感を読むの上手い。
「生まれながらのゾンビ」っていうパワーワードは本当に言い得て妙。
そして終始大人たちが悪ものとして描かれているのも。大人が見たい子供像を子供に押しつける。

帰り道、歩きスマホしてる人がみんなゾンビに見えた。
って歩きスマホしながらレビューしてる俺も…。

このレビューはネタバレを含みます

ファミコンのRPGの様な世界観がとても心地良く、作中のミュージックビデオがブッ刺さって号泣。
ラストはそれぞれ別々の明るい未来に歩んで行く様が描かれていて嬉しかった。

映画のレビューと関係無いですが、上映前にウィーアーリトルゾンビーズの曲がBGMとして館内にずっと流れていました。あれはネタバレなのでやめて欲しかった。。あれで感動が薄ってしまった気がするので非常に残念でした。
mari

mariの感想・評価

4.0
ユーモラスだけど割と社会派映画。
中島セナさん、お若いのにすごく魅力的、、見つけてしまった、、!10代の時、こういう映画に出会いたかった。
細野

細野の感想・評価

3.3
台詞にしても映像にしても演出にしても過度に新しい事をやろうとしてて、それが絶妙にすべってて痛い…

楽しかったんだけど、残念ながら少し寒々しい…

キーボードの女の子が凄くかっこよかった!
歌が耳にのこる
秋桜

秋桜の感想・評価

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八月最後の日に観た。
絶望ダッサ。ってセリフ好き。
私が好きなタイプの映画じゃなかったけど、音楽が良かった。
ぢる

ぢるの感想・評価

3.5
モンドくん可愛い❤️エモい💙
れもん

れもんの感想・評価

3.0
中学生のときに観たなら忘れられなくて、傷付く理由を探すような行動を取って「絶望ダサい」とか口にしたい10代だったんだろうな。
終盤に間延びした感じがあったけど、いい映画だった。他の作品も観たいと思った。暗いことに暗くなることを"ダサい"と定義することって強さだと思う。憧れた。
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