過去SNSに書いた感想をサルベージ。
蜷川実花監督の映画は、これの前にダイナーを観てたけど、彼女はよほど小栗旬を水に浮かべるのが好きなのか…
それはさておき、この映画は小栗太宰より、それを取り巻く女性陣3人の方が迫力も印象の強さも圧倒的に強い。
史実は分からないけど、この映画に関しては、太宰がどこか流されがちなキャラだというのもあるかもしれない。
沢尻エリカの強かさも、二階堂ふみのどこか狂気を帯びてく様子も良いけど、個人的には、静かにひたひたと強い宮沢りえの圧勝です。
蜷川実花だけあって映像は綺麗。
ダイナーが藤原竜也とか窪田正孝とか、男装の元男役さんたち、どちらかと言えば男性陣を美しく撮ろうとしたのに対して、これは女性陣を美しく撮ろうとした感じですね。
あまり太宰に囚われないで、蜷川実花ワールドの映像美を楽しむ方が良いかもです。
