僕にとっての太宰は人生の答え合わせ。トカトントンも斜陽も桜桃も人間失格も、かつて自分が感じた苦悶や絶望や、はたまた希望は真実なんだと教えてくれる。
自己破滅は究極の芸術だよ。僕は憧れずにはいられない。でもやっぱり志賀直哉も三島由紀夫も好きです。太宰先生ごめん。
で、映画はと言うとまず小栗旬がカッコ良すぎたね。そして映像美。構成は、文壇に疎いとちょっと厳しいかも。太宰の後期主要作品(ヴィヨンの妻、斜陽、人間失格)を押さえた方がより楽しめると思う。
文学に興味を持つ人が増えたら嬉しいね。(果たしてこの映画で増えるのかは知らん。笑)
