吾輩は太宰治より芥川龍之介が好きである。
何故にあんな男に惚れるのか。
死ぬ度胸もないくせに…
「大丈夫…、君は僕が好きだよ」
小栗旬の色男っぷりは慣れたもので、
バーで腰掛けるあのショット、
頬杖ついて物憂げな太宰ポーズも様になる。
でもこの恥さらしな男の人生を彩る肝心の女たちが、あまり美しく撮れてないのが無念。
ちょっと花に頼りすぎ(笑)
藤原竜也演じる坂口安吾との論議は愉快、
高良健吾演じる三島由紀夫の"漢"感!!
文豪ストレイドッグスじゃないけれど、、
もっともっと大胆にぶっ壊してしまえばよかったのに…
人間失格は自虐ネタ??
"誰よりも自分を愛していました"
まるで「アメリカン･ビューティー」、
花が舞い落ち、花にまみれ、
堕落する太宰の自業自得の哀れ。
それにつけても正妻のプライド、
美知子のしたたかさよ。
