ピュンピュン丸

ロボット2.0のピュンピュン丸のレビュー・感想・評価

ロボット2.0(2018年製作の映画)
3.9
高いエンターテインメント性のなかに隠された重厚なテーマという意味で、極めて優れた映画だと思う。

最初、空中に吸い上げられたインドじゅうのスマホが集合体となって鳥のロボットになるなんて、なんて子供だましなふざけた映画なんだ!と思って、失笑しつつ見ていたが、後半、怪鳥ロボット誕生の秘密を知るにつれ、感動…。オープニングのシーンとも繋がり、非常に納得した。

携帯は雀たちの棺桶だ!って名言でしょ。

電磁波の害から鳥たちを救おうとする年老いた学者の姿は本当に感動的。本当なんだと信じたが、どうなんだろう…?

別の角度から見た感想を言うと、インドのオッサンスーパースターのラジニカーントのロボット『チッテイ』の映画にMARVELの『ファンタスティック4銀河の危機』のCGが合わさったような、つまりマーベル色がついた映画。チッテイ3.0なんて、まるでラジニーカーント版アントマンだしね。笑

ちなみに、チッテイ2.0は、プレスリー風で笑える。(^O^)

それから、この映画、HONDAがお金をいっぱい出しているようだ。HONDA色が強い。そもそも、HONDAのマークがワシの羽なので、ワシのロボットなんだろうし、それをやっつけるチッテイの肩にも露骨にHONDAのマーク。HONDA好きの自分としては喜ばしい映画だ。

というわけで、携帯電話やスマホの使用は、知らず知らずのうちに、鳥たちを苦しめている。

使用はやめるべきだ。

どうしたらいいかは、わからない。

とりあえず、助手ロボットの二ラーは妖艶すぎる。

m(_ _)m