乙郎さん

ジョジョ・ラビットの乙郎さんのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
3.5
冒頭のビートルズに引っ張られている自覚はあるが、戦争映画よりもビルグドゥスロマンや青春映画の側面が強い。ここまで戦争やナチスを「怖くなく」描くことには少し思うこともあるが、泣かされてしまった。近い映画は『この世界の片隅に』だろうな。戦争を賛美する思想に傾倒する子供の「転向」を、一種の初恋物語に乗せて描くという構図。おそらく、出来としては普通くらいだと思うけれども、自分の心の栄養になった。
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