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ジョジョ・ラビットのeulogist2001のレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
3.6
すべてを経験せよ
美も恐怖も

生き続けよ
絶望が最後ではない
リルケ

10歳の子供にはシビア過ぎる経験だろうとは思うけれど、まさにそんな作品だった。
ラストのダンスはカタルシス。

日本では決して作れないだろう作品。そこが戦後のドイツと日本を分けた気がする。ドイツは良かれ悪しかれ第二次世界大戦を対象化できているし、そういう戦後を生きてきた。日本は単に墨で黒く塗りつぶしただけで、その下には暗黒の本質が色濃く生き残っている。(実際には靖国に厳粛に祀られている)
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