ひびぬ

ジョジョ・ラビットのひびぬのネタバレレビュー・内容・結末

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

本当にかっこいい、とても素敵なお母さん。
時代が違えば、お母さんは死なずに済んだのかな。
戦争に負けた直後の、イデオロギーや支持するものが180度変わる瞬間に驚いた。

Disney+神です。ありがとう。
通勤時間に観ようと思ってダウンロードして行ったら、なぜか日本語字幕の選択肢が無く😅何回かダウンロードし直ししたんだけどそれでもダメで。どうやらダウンロードでは日本語字幕が選べないっぽいということが分かり、大人しく家で鑑賞。

自分の中にいるヒトラーと話すナチ党の少年、ジョジョ。(お母さん曰くナチ党ではなくただの戦争好きの少年)
両親が反ナチ党の運動をしていたのに、なぜヒトラー支持者になったのかは不明。両親の思想を支持することにならなかったのは、その時代に反ナチ党の思想を大っぴらにすることができなくて、息子も認識できないくらいだったから、ということなのかな?

ある日、自分の家の屋根裏にユダヤ人の女の子が匿われていることを知って、そこから話が進んでいく。

「ヒトラー」と声掛けするナチ党の挨拶を律儀にひとり対ひとりで言い合ったり、ジョジョとジョジョの中のヒトラーとの言葉の掛け合いに、クスッと笑えたり、ほのぼのする場面がたくさんあった。

ジョジョのお母さんがものすごく素敵でかっこよくて、最高だったな。スカヨハはいつもかっこいい…
お父さんがいないことに対して八つ当たりしてしまったジョジョに、お母さんがお父さんのコートを羽織り、煤を髭に見立てて顎に付けてお父さんになりきり、お父さんとお母さんの一人二役をして仲直りするシーンがかっこいい。
愛することに対して、「お腹の中で蝶が飛び回る」という表現もかわいくて素敵。

エルサとどんどん仲良くなるジョジョに対してジョジョの中のヒトラーが言った、「洗脳されてはダメだ!!」という洗脳が1番怖いよ?

処刑台(首吊り台?)の前を通った時、ジョジョの目線がちょうど処刑されている人の足元にあって、そこに見慣れた靴が現れた瞬間、悲しみやショックが大きかった。ジョジョの背では足元に抱きついて泣くことしかできないそのシーンは本当に辛かったな。

家宅捜索にきたナチ党の人々からジョジョとエルサを護ってくれたキャプテンK、戦争が終わった途端、軍服を着ていてアメリカ軍に捕まったジョジョを命懸けで助けてくれたキャプテンK、最高にかっこよかった。
最後の戦いで着ていたオリジナルデザインの軍服、良かったよ😢!

ジョジョ→エルサへの切なくて可愛い恋心が読み取れる、ジョジョが偽装したネイサン(エルサの婚約者)からエルサへの手紙が好き。

ヒトラー、監督自ら演じていたんだね…!
な〜んか見たことあると思ったら、フリー・ガイの激ヤバ社長だった!(笑)
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