ドクバリ

ジョジョ・ラビットのドクバリのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
3.5
不思議な映画でした。

劇中全体の雰囲気はコメディのようでありながら、不意にガチの描写を捩じ込んできたり、そもそもドイツ人の子供を中心に描かれる戦時下の映画が珍しいような気がしたり。

🦋ストーリー🦋
〜20世紀フォックスのサイトから引用〜

第二次世界大戦下のドイツ。10歳の少年ジョジョは、空想上の友達であるアドルフ・ヒトラーの助けを借りて、立派な兵士になろうと奮闘していた。
そんな中、ジョジョは母親と2人で暮らす家の隠し部屋に、ユダヤ人少女エルサが匿われていることに気づく。やがて、ジョジョは皮肉屋のアドルフの目を気にしながらも、強く勇敢なエルサに惹かれていく――。
🦋〜〜〜〜〜🦋

本筋から逸れますが、最近割とキャンプ沼にハマっていて先日もナイフを買ったばかりだったので、劇中のナイフがとてもタイムリー&魅力的でした。

それと、オープニングの20世紀フォックスのテッテケテー♪の音をイジる映画は割と好きです。

そして冒頭、ドイツ語バージョンのビートルズの曲+総統を見てハイルヒトリングしてる群衆の映像、、ビートルズを見てキャーって言ってる観客みたいだよねーと暗に言っているような演出。
なかなかのっけから責めるじゃねーか。(もしくはさほど深い意味はないのか)

そもそも劇中の演者がみんな英語を話してる時点で、いろんな細かい歴史的背景とかは割愛されてるのかなぁとは思いますが、主人公の子が総統を模したイマジナリーフレンド(監督のタイカ・ワイティティが演じてるっぽい)と喋るし、焚書、洗脳、ユダヤ人迫害、首吊り、と冷静に劇中の出来事を振り返ってみると、コメディ調のノリとは裏腹にかなりハードな内容だったのかなぁと思います。
かと言って、シリアスなテーマをコメディチックに演出することが悪なのかと言われれば、答えは分からないのですが、、。

ユダヤ人役のトーマシン・マッケンジーさん(おそらく初見)が可愛かったです。
北欧系の人かと思ったらニュージーランド人らしいです。
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