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ジョジョ・ラビットのwandaのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
3.6
想像してたよりも、ずっとずっとやさしくて、愛にあふれた映画だった。何度か泣きそうになった。
空想の友達がヒトラーだったジョジョ少年が、ユダヤ人の少女との交流で愛を知る。戦時中の話だから悲しいシーンもあるけれど、クスッと笑える場面もあって。
こう書くと「よくある映画じゃないか」と思われますが、なんだろう、このテイスト。好きなのに、形容するのは難しい~(笑)
スカヨハおかんもサムロク大尉も、あの時代の中で、あぁ、なんと素敵な大人。

靴ひもを結べないジョジョ。
この演出が随所で効いてるのだけど、ほんとうまいなぁ。泣きたくなっちゃう。
ジョジョとおかんはよく見ると同じパジャマ着てたりね。というか、スカヨハとローマン君は親子のように似てるし良き。
監督は、脚本も書きヒトラーになり多才ですね。
(唯一気になったのは、ドイツ語じゃなくて各々が色んな訛りで英語を話してる点かな)

ウサギを殺せなくていい。ジョジョはウサギを外の世界に逃がせる勇気とやさしさがあるのだからきっと大丈夫。
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