海老川

ジョジョ・ラビットの海老川のレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
3.5
ナチスものの映画をこれだけ可愛くお洒落にハートフルに撮っておいて嫌悪感が出ないのは凄い。誰が見てもある程度はどこかの場面が響きそう。ただ基本コメディなんだけどふつうに舞台が舞台で笑えはしなかった。

オープニング、完璧。
エンディング、完璧。

あとこんなに衣装の使い方が上手い映画も珍しい。思わず声上げそうになったし実際何人か叫んでたな。

でも劇中ドイツ語じゃないの、他の映画じゃ微塵も気にならないのになんでちょっと意識してしまうんじゃろ。米兵の言葉分からないってシーンがあるからなのか。
あとステレオタイプなドイツ描写に思えてしまうっていうのも分かるけど、じゃあ正しいドイツって何なのかって話なんだよな。

賛否湧くのは勿論だとは思うけど、独自の色で誰もが見れる戦争映画こしらえただけでよかろうなのだ。
海老川

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