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ジョジョ・ラビットのまっどまっくすこーじのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
4.6
第二次世界大戦の中でナチスに憧れている少年の成長譚。

少年の名はジョジョ。
ナチスの少年団であるヒトラーユーゲントの訓練中に、ウサギを殺せという指示に従えなかったことから、ジョジョ・ラビットと呼ばれてしまいます。

でもイマジナリーフレンドのアドルフに激励されて手榴弾をぶん投げてみたりする勇気(?)を持っています。

そんなジョジョに戦争下という現実が徐々に押し寄せてきます。
その中でユダヤ人の少女エルサとの出会いがジョジョを徐々に変えていきます。

このエルサとジョジョのやり取りがとても面白く且つ意味深でした。
本作からは戦争だけでなく、人種差別の無意味さも伝わってまいりました。


ジョジョ役のローマン・グリフィン・デイビス君はこれが本格的なデビューというのが信じられないほど印象的な演技で天才か!!っていう感じです😲

あと、ジョジョの親友のヨーキーを演じるアーチー・イェーツ君も印象深くて今後が楽しみであります。

ジョジョのお母さんはスカーレット・ヨハンソン!!
凛と毅然とした女性と子供想いの母親を両立しているキャラクターを見事に演じていました。

出番はそんなに多くないのですが、レベル・ウィルソンも良い味を出していました。

そして本作で異彩を放つのがこの人、サム・ロックウェル!!👍️
言葉は要りません!!
ただもう最高~🎵

それにしても監督のタイカ・ワイティティは凄いなぁ…!!
監督・脚本だけではなく、なんとアドルフも演じております。
これがまた面白くて本作のコミカルな部分の屋台骨になっております☺️


本作はとてもユーモラスなタッチで描かれていますが、本質的に反戦映画ですので戦争の生み出す悲しみがジワッと胸に沁みてくる作品でした。
なかなかこういう映画に巡り会えない中で貴重な傑作だと思いますので是非~🎵