ゆき

ジョジョ・ラビットのゆきのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
4.3
男になる

なんてこった。始まって5分でジョジョに心奪われました。
軽快に響くドイツ語版の「I Want To Hold Your Hand」。
根底にコメディライクな彩りを置きつつ、感情を隅々まで掻き立てられる一作でした。
3番目に強いのは筋肉だけれど、戦争は女子供もシェパードも戦わせてしまう。
不揃いな歯に靴紐も結べないジョジョが、目の当たりにする現実と培う愛情。私のお腹でもチョウチョが飛びまくるほど。
ヨーキーも最高。太っちょの相棒に外れ無し。
時代背景にそぐわない名曲の活かし方。踊っちゃうよ、そりゃあ。

***
第二次世界大戦下のドイツ。不名誉なあだ名をつけられ、ヒトラーユーゲントからあぶれてしまった10歳の少年ジョジョ。ある日姉の部屋で不思議な扉を見つける。ママをを守るため、イマジナリーフレンドのアドルフと共にジョジョは立ち上がる。
ゆき

ゆき