お母さんのスカーレット・ヨハンソンが良かった。物語の中で強烈な存在感。
グレンツェンドルフ大尉、めちゃめちゃいい役じゃないか‼︎むしろズルい。部下とゲイカップルっぽい描写も、この人物の隠し味としての悲劇性で、やはりズルい。（同性愛者も虐殺されていた）
前半はブラックジョークいっぱいでヘラヘラみてたけど、後半はずっと泣いていた。
戦争中だから、背景として酷いことは当たり前に起きているけれど、悪人らしい悪人が出てこない。ゲシュタポすらコミカル。
ナチスが何をしたか、この時何が起きていたか、観る側が知っている前提で、（一見）平穏な生活と悪ふざけと悲劇を一緒に描いている。と思う。
「シンドラーのリスト」のように悲劇にしかならない描き方と対照的に思えた。
かなり良かった。
エンドロールの間に泣き止みたかったがダメ。
