メザシのユージ

ジョジョ・ラビットのメザシのユージのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
4.5
2020年 7本目 ★★★★ ☆大人とは恐れずに人を信頼するもの


ジョジョ・ラビットを見た、その両手は銃ではなく誰かを抱きしめるために。その両足は誰かを踏みつけのるのではなく、ダンスをするために。その命は敵を倒すためではなく、誰かを愛するために、そのためにある。そんな映画だった。

ジョジョ・ラビットは、主人公の成長を「靴紐を結ぶ」というとてもシンプルな事で演出しているのが上手かった。戦争で勇敢に戦う事の愚かさを、笑いの中に描くとても優れた映画だと思う。

ジョジョ・ラビットは、オープニングがビートルズで始まる。ドイツ人を救うために登場したヒトラーは、ロックンロールヒーローと同じように人々を熱狂させた。ただ、ジョンレノンはLove &Peaceを求めたが、ヒトラーはユダヤ人の死と世界の混乱を求めた。