Yukiko

ジョジョ・ラビットのYukikoのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
3.9
2020年6月30日
『ジョジョ・ラビット』 2019年アメリカ・ドイツ制作
監督、タイカ・ワイティティ。
『マイティ・ソー バトルロイヤル』の監督さんだ。
『ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル』もなかなか
良かった。

第二次世界大戦下のドイツ。
ジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)は10歳の少年。
母(スカーレット・ヨハンソン)と二人で暮らす。
空想好きなジョジョは、自らイマジナリーフレンドとして
アドルフ・ヒトラー(タイカ・ワイティティ)を出現させて
会話を交わす。
ある日、家の屋根裏に隠し部屋があることを知り、
その小さな部屋でユダヤ人の少女(トーマサイン・
マッケンジー)が隠れて暮らしていることを知る。


ジョジョは訓練でウサギを殺すことができず、教官
から「ジョジョ・ラビット」というあだ名をつけられる。

戦争下のユダヤ人問題をドイツ人の子供目線で描き、
どのように考えるかその変化を子供の視点から描いている。

金属回収の時、箱のぬいぐるみに入ったジョジョが
超かわいい💛

ヒトラーが出てきて驚いた。
主人公はヒトラーの隠し子か!?と思ったほど。
訳分からなかったので、映画を観ながらちょっと調べ
たら、イマジナリーフレンドだと知った。
幼い子供、特に長男や一人っ子にみられることが
あると言う。病気ではない。
このヒトラーが、監督のタイカ・ワイティティさんなのね。

ジョジョの母親がいつ捕まったのかが分からない。
描かれてなかった。

ジョジョの家にゲシュタポやら何やら大勢来て、家探し
する場面はハラハラドキドキ。
加えてその場面にユダヤ人の女の子が自ら登場した時は、
もうどうなることやら、バレるか?と冷や汗もの!!
ジョジョの緊張が伝わってきた。
もう、いっぱいいっぱいの表情をしていた。

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<イマジナリーフレンド> Wikipediaより転記

「空想の友人」のことであり、心理学、精神医学に
おける現象名の1つである。

「目に見えない人物で,名前がつけられ,他者との会話
の中で話題となり,一定期間(少なくとも数ヵ月間)直接
に遊ばれ,子どもにとっては実在しているかのような
感じがあるが,目に見える客観的な基礎を持たない。
物体を擬人化したり,自分自身が他者を演じて遊ぶ
空想遊びは除外する。」

通常児童期にみられる空想上の仲間をいう。
イマジナリーフレンドは実際にいるような実在感をもって
一緒に遊ばれ、子供の心を支える仲間として機能する。
イマジナリーフレンドはほぼ打ち明けられず、やがて消失
する。
空想の中で本人と会話したり、時には視界に擬似的に
映し出して遊戯などを行ったりもする。

想像力によって本人が自ら生み出したケースと、本人
が自ら生み出したわけではないが何かをきっかけに
出会ったケースがある。
多くの場合、本人の都合のいいように振る舞ったり、
自問自答の具現化として、本人に何らかの助言を行う
ことがある。
反面、自己嫌悪の具現化として本人を傷つけることもある。

明確な性差が見られ、女児は、男児よりもイマジナリー
フレンドを持ちやすいことが繰り返し指摘されている。

イマジナリーフレンドの機能については、Nageraが以下
の7つのことを挙げている。
  ①超自我の補助機能
  ②受け入れがたくなった衝動の発散のための手段
  ③スケイプゴート
  ④全能感を遷延させる試み
  ⑤原始的な自我理想の人格化
  ⑥孤独感や無視され拒絶されている感じを埋める    
  ⑦退行や症状形成の回避