このレビューはネタバレを含みます
子どもだからこそ見えてくる本当のこと
今まで大人の言うことを鵜呑みにし、何も疑うことのなかった現実
それをユダヤ人の少女と交流を重ね、少しずつ世界を自分の目を見るようになっていく
自分の価値観で世界を見つめていく、少年の成長の物語
ひとりの少年の目を通じて、ナチス支配下の世界がどういう社会だったかを描き、その社会の見え方が少年の価値観の変化によって変わっていく様子はとてもドラマティックで愛に満ちていました！
それと同時に、自分たちの固定概念についても考えさせられました
たとえ答えが同じだとしても、ちゃんと自分で考えなければそれは危険なことなのだとこの作品は教えてくれる
ラストシーンでぎこちないダンスをする二人の姿に心の解放を感じる瞬間
純粋に「良い映画だった」と思えました！
