こやち

闇の歯車のこやちのレビュー・感想・評価

闇の歯車(2019年製作の映画)
3.8
タイトルの『闇の歯車』とか逢魔が刻とかまさにノアールでカッコいい。連載時は『狐はたそがれに踊る』という原作を『闇の歯車』で単行本化したもの。

居酒屋で顔を合わす程度のそれぞれに人生に詰んだ4人が集められ逢魔が刻に押し込みをはたらく。それぞれが何か特技がありそれを認められてのリクルートの様でいて、現場では意外と緩く事は進められ、まぁ誰でも良かったじゃんという気もしないでも無いが。事はうまく進んだかに思われたが歯車が一つズレると。

それぞれが滅んで行くのは押し込みとは関係なくそれぞれの持つ業の因果か。瑛太のラストシーンは、原作とは違っていて印象的。

居酒屋の主人が中村嘉葎雄で何やら曲者感プンプンだったが、やっぱり曲者だった。
こやち

こやち